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片付ける人による片付けブログ(10月30日~)

片付けブログ

職業病すぎて、ありとあらゆることが片付けにつながる今日この頃。
仕事をしながら、生活をしながら片付けに関するアレコレをブログで綴ります。

 

 

片付けブログ:慢性的に片づけられない人が生きやすくなるために(2021.10.30)

今年も11月になろうとしています。

 


昨年に引き続き、ICDの試験約1ヶ月前になりまして少し真剣にテキストや課題図書と向き合っています。
今年はADHDスペシャリストの認定を受けるべく、試験に挑みます!

(去年の試験を受けた時に、テスト数か月前までに余裕で課題図書を読破しようと思っていたのに。
思っているだけでは実現はしませんな。)

 

さて、この試験は日本ライフオーガナイザー協会が提携してくれているので日本語で受験することができますが、元々はアメリカにある INSTITUTE FOR CHALLENGING DISORGANIZATION(以下ICD:https://www.challengingdisorganization.org/)という団体の試験です。

 

 

慢性的に片づけられないことに関する研究、教育、育成などをしている団体です。

 

「片付け資格」は講座を受けて、試験を受けて終わりなことも多いですが、ICDは継続学習。とにかくその後の勉強の頻度も濃度もすごいです。

 

週1回に近い頻度で海外の活動歴が長いオーガナイザーだけでなく、医師、カウンセラー、心理学者、特殊清掃の方など様々な講師によるZoom勉強会が開かれていたりして。
知識だけではなく、海外でどのように片付けのサービスが提供されているかも知ることができます。

 

慢性的に片づけられない状況を考える上で、脳の実行機能の話は欠かせないので脳の勉強もしたりするんです。

 

脳の話なんて片付け実務に全く関係がないように聞こえるかもしれませんが、お客様の今の状況や行動を考える時に、その背景にある人間の仕組みを少しでも理解していると、それが対策へのカギとなったりします。

 

大学で心理学を専攻していた時に必死に覚えた脳部位や機能が、まさか20年を経てここで役に立つとは思ってもみなかったです。

 

まだまだ片づけは家事の一環、ジェンダー的には女性の仕事のような雰囲気が漂っていて、片付けが依頼できることさえあまり知られていない日本ですが、お金をいただいて「片付けのプロ」として仕事を続けていく上では、自信を持ってサービスを提供したい(もちろん常に努力を続けた上での自信)。

 

ということで、11月は通常の仕事に加えて勉強も頑張っていきたいと思います!

 

 

片付けブログ:時空を超えて、時間軸の話(2021.10.31)

今年の試験の課題図書である『ADHD集中できない脳をもつ人たちの本当の困難』という本を読んで出てきた動機づけの話。

「特定のことをする必要性はわかっているが、「ただ、したいと思えないだけ」ということが多い(p15)。というフレーズ。

 

そう、片付けもものすごい頻度でこの言葉を聞く。

 

  • やらなきゃいけないとわかっているけれど、今ではない
  • やらなきゃけないとわかっているけれど、片づける気がおきない
  • 片づけなくちゃいけないとわかっているけれど、、、。

「必要とわかっていれば、その場でやればいいじゃない。」

 

それは重々にわかっていても、やっぱり興味関心が薄いことに今すぐ(もしくは計画的に段取りしながら)取り掛かるのは大変…というか無理なのだ。
今日の午後から誰か来ることになったとか、引っ越しの前日だとか、そういう「緊急性が高い理由」に追い詰められないと、なかなか取り掛かれない。

 

こういう傾向がある人に、
「後で困るよ」とか「将来困るよ」
的な論理でなんとかやる気を奮い立たせようとしても、「後で」とか「将来」が遠すぎて全く響かない。

 

ADHDを理解する仮説として知られているのは「実行機能」の話や「報酬系回路」の話(今回はコラムじゃないので解説割愛)ですが、これらに加え近年(と言っても10年くらい前から)提唱されているのは、Triple Pathway Modelと言って実行機能、報酬系回路に加えて時間処理を加えた3系統で説明するモデルだそうです。

 

ADHDの人とそうではない人を比較すると、ADHDの人の方が主観時間が早い特性があり、将来をより遠くに感じている可能性があるということです。

 

だから、今か今じゃないか。
そして、それが近い未来だとしても「将来困る」という将来は遠すぎて、自分ごとにならない可能性があります。

 

もちろんこういった特性は「スペクトラム」なので、ADHDの診断をうける人もいれば、環境との相互作用でうまく暮らせている人もいます。

 

ただ、この特性へ知識や理解があるとないでは、対策の取り方がまったく異なると思うのですよね。

 

 

片付けブログ:『暮らし上手の家事ノート』(2021.11.03)

とある方が好きな考え方だと聞いて、出版からずいぶん経過したけれど去年読んだこの本。
1911年生まれで一男四女を育てた後に生活評論家として活動されていた町田貞子さんのご著書です。

 

最近の累計販売数が調べられていませんが、長年のロングセラーです。

 

整理収納、片付けの具体的な記載されていますが、ただ単にちゃんと生活しなさいではなく、「整理することは"自分の時間"を大切にすること」と書かれており、この考え方は昭和の日本にもあったのだと再確認させられます。

生活をするためには不要なものは、一軒の家でどれぐらいの数にのぼるでしょうか。
この数を決めるのは一人ひとりの生き方やその家の方針、生活の仕方が違うので大変難しいことです。(略)

ちょうど良い分量とは我が家の適量です。その分量を知り、適量を決めて守ることだと思います。

それには、まず心の中の整理が先にたちます。大きく考えれば、その人の生き方で決まると言っても過言ではないと思うほどです。(p.76)

とあります。

 

私が取得した片付けの資格は、「ライフオーガナイザー®」というものでアメリカの片付けのプロのスキルの日本版ではありますが、そこでも「思考の整理から始める片付け方法」…心の中や考え方の整理が先であることをお伝えしています。

 

おぉ!まったく一緒じゃないか!
と思ったのですが、それもそのはず。

 

ライフオーガナイズの考え方の源流には、アメリカの家政学がありますし、1890年代にアメリカそこで学んだ日本人が帰国後に家政学を広めています(家政学のパイオニアは日本女子大でしたっけ?)。

 

そういった歴史を考えると、国々の文化背景が異なることにより多少の違いはあれど、片付け・整理収納と家政学は切っても切れない関係にあると言うところは共通しているようです。

 

上で引用したフレーズ、すごく心に響きますよね。

 

整理は物の要不要を判断をすることですけれども、その人の生き方で決まる。

あなたの環境にあるものは、あなたの選択の結果である。

染みますな。

 

現代ではこの家政学、町田先生のおっしゃる「一人ひとりの生き方やその家の方針、生活の仕方」の概念がより深まって、ここ2, 30年でフォーカスされている「人々の特性(脳神経由来の個性)」に応じた物の数、物の収納があると思います。

 

もちろん部屋の中に大量の物、不要な物やゴミがあったときに、それは "事実として" あなたが片付けなかった結果ではありますが。でもそれがネガティブなことなのかと言うとそうではないと思うわけです。

 

自分の適正量、ちょうどいい仕組み、みつけたいですね!

 

 

片付けブログ:できないことがあって当たり前(2021.11.04 )

人には得意なことや不得意なことがあって当たり前。
だから不得意なところは補い合って助け合っていけたらいいね。

 

という話を仲間同士でよくします。

 

誰だってできないことってあるのは当たり前。
できないことを他人に依頼することってたくさんあるじゃないですか。

 

でも、片づけとなるとなぜか「できて当たり前」感がすごくて、
なかなか堂々と他人に依頼しづらい現実があります。

 

物の整理がある程度終わっていて、物の定位置も決まっているのであれば家事代行サービスを利用して、片づけてもらうのもいいと思います。

 

「片付けなくちゃ」に追われなくなれば、平穏な心で毎日過ごせますよね。

でももし、不要な物がたくさんあって、定位置も決まっていないのであれば家事代行ではなくて、整理収納・片付けのプロに頼む方が片付いた状態が維持しやすくなります。

 

その理由は、私たちが

・「なぜ片付けがうまくいかないのか」という理由を分析
・「どんな収納にしたらいいのか」というゴールの設定(これが一般的な「片付いてキレイな家」と異なることもよくある)
・片付けの手順をレクチャーしながら一緒に作業
・アフターフォロー

という流れでサービスを提供するからです。

 

まだまだ「片付け・整理収納の仕事」と言っても、全然想像できない方も多い職種ですがもっと浸透するようにしていきたいと思います。
それによって、楽に暮らせる人が増えたらいいです!

 

 

片付けブログ:タスク管理で大切なのは、所要時間。(2021.11.06)

仕事が終わらない。
家事が終わらない。
TO DO リストがいつまでたっても減らない!

そんな悩みを持つ世界中の皆様へと、もちろん自戒をこめて。

 

時間管理、TODO管理で一番大事なのは、
「所要時間の見積もりと選択」です。

 

やらないといけないこと、
やりたいことが溢れているのは当たり前。
それらすべてが1日で終わるはずがないのです。

 

TO DOリストにやらなければいけないことや、
やりたいことを忘れないように書き込むのは良い事ですが、
その際に忘れてはならない概念は「所要時間」です。

 

時間管理が苦手な人にはこの所要時間の概念がないか、
時間感覚が乏しくて見積もりが下手です。

 

行動の始まりと終わりを明確にすること、
所要時間、
そして何時から始めて何時に終わらせるのか、
それができるだけ正確に見積もれると、To Doリストが活きてきます。

 

どういう風に活用できるかというと、
うまく時間術を使ってヤリクリ…ではなくて。

 

究極的には、
「あ、これ全部今日中に終わらないや」とか、
「今週中にやろうと思ったこと、全然終わらないや」的な気づきです。

 

ここに気づくことができれば、
やめることを決断するしかなくなるわけですよね。

 

(もしくはそれでも全部終わらない状態が続いてある日突然バーンアウト)

 

より大切なことをするために、やりたいことを減らすのも最適化の1つです。

 

なんでこんな話をするかって?
そう、まさにいま私の時間がこの状態だからです(笑)
とりあえず、晩酌時間を削っております(涙)

さ。引き続き頑張りましょう!

 

今週もお疲れさまでした!!!

  • この記事を書いた人

株式会社OPT LIFE

あなた自身を主役に、今の暮らしをもっと楽に楽しく。 家のことから、暮らし方全般を整えるためのサービスを提供しています。

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