今回の記事では、冷蔵庫・冷凍庫の収納についてご紹介します。冷蔵庫、冷凍庫の整理収納は雑誌でも頻繁に特集されているので、みんなが使うけれどうまく使えていない方が多い物の代表格かもしれません。
- ついつい奥に入ってしまった食材をすっかり忘れて賞味期限が切れてしまっていた
- 突然の頂き物が冷蔵庫に入らずに困った!
- 冷凍庫の奥から水分を失ってカラッカラに乾いた何かが出てきた
- 冷蔵庫の野菜室からドロドロに溶けた得体のしれない何かが出て来た。
誰でも一度は、こういった経験があるのではないでしょうか。(え、ないですか!?)
今日は、めんどくさがり、ズボラを自認する方でも実行できる冷蔵庫の整理収納のポイント3つをご紹介します。
- 冷蔵庫・冷凍庫の目的を確認
- ライフスタイルに合った使い方になっているか確認しよう
- 忘れないためにできる収納の工夫
冷蔵庫収納のコツ1: 冷蔵庫・冷凍庫の目的を確認
冷蔵庫、冷凍庫は、食材を無駄なく”一時保管する”ためにあります。一般的な家庭用の冷蔵冷凍庫は、開閉頻度も高いこともあり、冷凍だとしても食品をおいしい状態で保てるのは1ヶ月程度だと思います。
(もちろん一部調味料や保存食に関してはもっと長く入れておいても大丈夫なものもあります。)
検索すると、冷凍食品は2,3ヶ月OKと言っているサイトも多いですが、毎日何度も開ける場合はすぐに霜がついたりして味、食感ともに落ちる気がします。
いくら収納を工夫しても賞味期限は伸びませんので、長くてもだいたい1ヶ月程度で食材がうまく回転できる仕組みになっているかどうかが最大のポイントです。
冷蔵庫収納のコツ2:ライフスタイルに合った使い方になっているか確認しよう
食事の好み、自炊の頻度、買い物の頻度などによって、冷蔵庫の使い方は各家庭ごとに異なります。
毎日のように買い物に行く場合だと、冷蔵庫内のストックは少なく済みますし、まとめ買い派の場合は最低週に1回は冷蔵庫が満杯になります。
買い物や自炊の頻度とライフスタイルが合っていないと、冷蔵庫に入れたものを使い切れずに無駄にしてしまいます。
冷蔵庫の収納用品を購入する前に、
- 買い物の頻度
- 自炊の頻度
- 自分が無駄にしやすい食材 = ライフスタイルに合っていない可能性が高い
を確認しておきましょう。
ちなみに、全国のライフオーガナイザーのデータでは、片づけで訪問するご家庭で無駄になりやすい食材上位トップ3は、
- 調味料
- 野菜
- 乾物
でした。特にドレッシング類、試しに買ってみた(orもらった)海外の調味料が賞味期限切れになっていることが多いようです。
そもそもですが、使うことに不安があったりライフスタイルに合わない食材、量は買わなくてもいいという選択肢を持つことも大切です。
また、様々な味覚を持つ人が集まる時など、消費できるタイミングで購入することも考慮してみましょう。
冷蔵庫収納のコツ3:忘れないためにできる収納の工夫
最後に、食品を忘れないためにできる収納の工夫を5つご紹介します。ポイントは可視化です!
① 身長と頻度を考慮してゾーニング
② 中身を忘れない容器を使用
③ 使用するまとまりで収納用品を使用する
④ 手が届かない所はバラバラに入れずに収納用品を使用する
⑤ 重ねると見えない!立てて収納する
収納の工夫① 身長と頻度を考慮してゾーニング
主に使う人の身長、目線に合わせてゾーニングをします。身長が高い分には最上段の奥まで使えますが、そうでない場合は上の段に食品を置いてしまうと見えない、手が届かなくなってしまいますので注意してください。
収納の工夫②中身を忘れない容器を使用
冷蔵庫の収納を検索すると、琺瑯など中が見えない保存容器を使ってオシャレに管理している写真を見ることがあるかもしれません。
ただ、中が見えない同じ保存容器を常にたくさん冷蔵庫に入れておくのは上級者向けです。
昨夜の残りものを一晩入れる程度であれば忘れてしまうことはないと思いますが、常に同じ保存容器を入れてしまうと何が入っているか忘れてしまいがちです。透明の容器をおすすめします。
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サイズも揃っていると更に整って見えますし、保管時の収納もコンパクトになります。
収納の工夫③ 使用するまとまりで収納用品を使用する
意識してまとまりを作ってスペースを先に確保しておかないと、後からどんどん食品を入れてしまいます。そうすると食品が奥に入り込んでしまい、いざ使おうと思った時に冷蔵庫の中をあちこち探すことになってしまいます。
多くの方が、牛乳などの1L以上の飲み物はドアポケットの一番下に入れると決めていると思いますが、そのイメージで食材をカテゴリーにまとめて収納場所を決めていきます。
見出し(全角15文字)
- 食べる時にかける調味料
- パンに塗るセット
- ご飯のおともセット
- スパイスセット
このまとまりにしておくと、使用の際にいっぺんに出せるので出し入れが楽になります。
見出し(全角15文字)
- 飲み物
- 調味料
- 粉類
- 加工食品
複数の人が冷蔵庫を頻繁に使う場合、一般的なカテゴリー(スーパーで販売されているカテゴリー)を使用することで、だれでもどこに何があるか判断しやすくなります。
収納の工夫④手が届かない所はバラバラに入れずに収納用品を使用する
冷蔵庫の最上段の一番奥に入ってしまった食品をパッと取り出すのは、なかなか難しいですよね。手が届きにくい上の段は、深い奥行に対応した冷蔵庫用の収納用品を使用することがオススメです。
そうすることで、ぱっと引き出せるので奥まで無駄なく使用できます。
収納の工夫⑤重ねると見えない!立てて収納する
冷凍庫や野菜室などが引き出しになっている場合、食品が積み重なってしまうと下に何があるかパッと見てわかりません。
量が少ない場合はそのまま入れても問題がありませんが、重なるくらいになってきたら立てるためのアイテムを使用して、立てる収納を心掛けてください。
野菜室の野菜は立てた方が長持ちするものもあるそうです。私は100円ショップで売っている冷蔵庫内収納グッズを使っています。立てる以外にも、野菜の土が落ちた場合なども、収納用品だけを洗えばOKなので清潔を保ちやすいです。
他にも、ちょうどいいサイズの厚手の紙袋を使って立てる方法もあります。その場合は、汚れて着た時にすぐに交換できて便利です。
いかがだったでしょうか。
少しの工夫でも、冷蔵・冷凍庫の中に入れた食品を無駄にしなくなると思います。
ぜひ、簡単にできることから挑戦してみてくださいね。
ちなみに、冷蔵庫を見直したい場合は、食品が傷みやすいので庫内の物を何回かに分けて全部出したり、傷みやすいものをクーラーボックスに入れるなどしてから要不要の判断&中の掃除を行うことがオススメです。