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子供部屋を子供と一緒に片付けよう

子供部屋片付けサムネ3月になりました。年度が終わり、気持ちがまた新しい1年に向かい始めますね。

この時期は、特にお子さんがいらっしゃる方は学年の区切りになりますので、長期休みの中でも一番片付けに向いています。

ぜひ時間をかけて、部屋や物をじっくり見直してみてください!

一度じっくり物の整理収納を行うことで、毎日の片付け(=使った物を元に戻す)が楽になります。散らからなければ、家の中も快適ですよね。

 

ぜひ日々の片付けにかかる時間を短くして、好きなこと、やりたいことをする時間を生み出してくださいね。

 

では、今日はその方法を具体的にお伝えします。

 

子供部屋の片付け、まずは前提から。

見直しをする前にまず頭の片隅に入れておいて欲しいことがあります。
大人がこれらを知っているかどうかで、結果は大きく変わります!

 

未就学児の場合は、まだ子どもがすべてを判断するのは難しいと思いますが、
親が決めるだけではなく、少しずつ一緒に分ける練習をしてみてくださいね。

 

では、さっそく片づけの手順です!

子供部屋片付け

 

片付けは、大人の方が熱量があって、子供はそこまでではありません。親がどんどん片付けに熱くなる分子供は冷めます。ですので「ほどほどに。」これがとても大切なポイントです。

 

また年齢によっても異なりますが、多くの子供は部屋の片付けのやり方を理解していません。そのため「片付けなさい」では、具体的に何をしないといけないか通じないことが多いです。ぜひ、具体的な動作を伝えてくださいね。

 

 

子供部屋の片付けは5つのステップで。

 

普段行う「お片づけ」は物を定位置に戻したりゴミを捨てたりする行為ですよね。

 

春休みなどの長期休みには、日々の片付けをラクにするために土台から整えていきます。まずは、ゴールを考えるところから。そしてその後、物を収納から出して分けます。残す物がきまったら、収める場所、収め方を決めて収納をします。

 

その時点で、写真に撮ってみましょう!写真に撮影することで、達成感を味わえますし、またちょっと散らかってきてしまった時にでも「写真の状態に戻すための見本」にすることができます。

 

ここまで行うことができれば、毎日の片付けが習慣になりやすいでしょう!

 

 

 

子供部屋の片付けのステップ1:ゴールを考える

ポイントは3つ!

 

① 心地よい部屋とは?
自分の部屋やスペース、机などがある場合はそこがどんな風になっていたらうれしいか子ども自身も考えてみましょう。実は口にだしていないだけで、希望がある子も多いです。

 

② 適量は?
子どもが自由に出し入れできるところには、ある程度自分で管理できる物量にしておく。
物が多すぎると1回1回の片付けの時間もかかり、やりたくなくなる確率が高まります。

 

③使いやすい収納は?
日々使うものと、使う頻度が低いものを混ぜない。
自分で出し入れできる収納を考える。

やみくもに片付けるのではなく、先に完成図とそこまでの手順を計画して、親子で共有するのがポイントです!
小学生以上だったら、写真や絵をを使ってイメージしていくのもおすすめです。

 

 

 

子供部屋の片付けのステップ2:物を分ける

(1)まずは持ち物を把握するため、キーワードに沿って分けていきます。

物を手に取って、いる、いらないと考えると迷いも出ますし、時間もかかります。そして判断疲れをして、途中からほとんどのものを「いる」「保留」にしがちです。

まずは「いるいらない」、「捨てる捨てない」などは忘れて範囲を決めて物をすべて出して、物を分けていきます。

範囲の例・・・
・物ごと(勉強道具、おもちゃ、服など…)、
・ゾーンごと(机、おもちゃコーナー、クローゼット…)

 

さまざまな物が混在している場合には、まずはおもちゃ、勉強、文房具…などのざっくりとしたカテゴリーで分けてみます。

 

何をどれくらい持っているかな?
チェックしてみましょう。

 

そして4分割で分けていきます。ここでは感情と使用頻度で分けていきます。わかりやすい分け方は、

 

子供部屋片付け分類

小さいお子さんの場合は、まだ2軸を同時に考えるのが難しいので、2分類を2回繰り返します。

 

 

紙に分け方を書いてを床に置き、どこに置けばいいかをわかりやすくしましょう。

 

これが一番大きなポイント!!

捨てる、捨てない、いる、いらないではなくキーワードに沿って分け進めます。

できるだけ考え込まずに、5秒以内で判断して進めます。もし迷うことが多い子の場合、「迷う」 カテゴリーを入れてもOKですよ。

 

 

 

(2)まとまりごとに、要・不要の判断をします

子供部屋片付け要不要

ここでもついつい親も口を出したくなりますが、まずは子供の分け方を見てみましょう。ここでは子どもの判断を尊重して、無理に残す/捨てるように誘導しないことが大切です。もし親が残したい場合は、子供部屋で子供管理にするのではなく、親管理にしましょうね。

 

手放す場合は捨てるだけじゃなく、リサイクルも検討してみましょう。その方が物を大切にする姿勢を育てられると思います。

 

「迷うもの」は、それが生活必需品でない場合は元の場所に戻さずに箱に入れて冬休みまで寝かせます。視界に入らなくなると、物との間に距離ができて後日冷静に判断できるようになります。

 

ちなみに現場では、よく教科書やノートなどの学用品について聞かれることがありますので、別記事にまとめています。

 

使い終わった教科書はどうしている?片付けのプロが解説!

使い終わった教科書が増え続ける問題。 小学生の子どもがいます。前の学年の使い終わった教科書やノートは ...

続きを見る

 

 

子供部屋の片付けのステップ3:収納する

何を残すかがきまったら収納をします。

子供部屋片付け収納

ポイントは、

  • よく使うものを使いやすい場所に置く(高さ注意)
  • 子どもは基本的に見えている方が出し入れしやすい
  • 簡単に出し入れできる収納の方が片づけやすい(サイズ、重さ、持ちやすさに注意)
  • よく使うまとまりで収納すると出し入れが楽
  • 収納内の物量は8割以下にする(過密になると戻せない)

 

大人はスッキリ見せない収納が好きな方も多いですが、子どもの場合は簡単な方法の方が維持しやすかったり、見えていれば戻す場所がわかったりします。いくら見た目がいい収納でも、子供自身で物の管理ができなくなっては本末転倒。できるだけ簡単な方法にしましょう!

 

 

 

子供部屋の片付けのステップ4:達成感を味わう& 撮影する

片づけ終わったら年齢によって褒め方は変わりますが、まずはそこまでの頑張りを褒めてあげましょう。そして、特に普段片付けが苦手な子、片付けの意味を理解していなさそうな子の場合には部屋の心地よさを具体的に共有します。

 

  • 本が全部並んで立ててあるから、探しやすいし、戻しやすいよね
  • 自分がわかりやすく並べてあるから、すぐ見つかるね
  • 何も落ちてないから、スムーズに歩けるね
  • お部屋が広く感じるね
  • 床が広く開いたから、ここで**して遊べそうだね。

 

具体的に、何が片付けのメリットなのかを理解していった方が今後の片付けにつながります。

 

 

そして部屋の写真を撮ります。写真を見る方がさらに客観的に部屋の様子を見られること、また、今後の片付けの際に「片付けの見本」として使うことができるからです。

 

 

 

子供部屋の片付けのステップ5:毎日の片付けの習慣化

毎日どのタイミングで片づけるか親子で話し合い、習慣になるまでは一緒に片づけを行います。

 

その際、片づけが苦手な子には「片づけて!」ではなく、「ぬいぐるみを棚に置こう」、「鉛筆を机の引き出しに入れよう」など具体的な声かけが大切です。

 

また「どっちが多くものを片付けられるか」、「時間内に終わらせられるか」などゲーム感覚で進めるのもおすすめです。音楽があった方がさらに行動しやすい人もいるでしょう。
ステップ4で撮影した写真をお手本として、片づけた状態を親子で確認すると何をしたらいいかわかりやすいです。

 

 

 

 

子供部屋の片付けのまとめ

いかがだったでしょうか。

 

大人でも子供でも片付けのおおまかな流れは変わりませんが、子供の場合は大人よりも感覚的な傾向があることや、親が気を付けた方がいいポイントがあることを先に知っておくことで、片付けがうまく進めやすくなります。

 

この見直しを長期休みの度に繰り返し練習しておくと、成長とともに自分で要不要の判断を素早く行えるようになりますよ!

 

また、もしお子さんの年齢が大きくなっている場合は部屋のインテリアも含めて変えてあげるとモチベーションアップにつながります。時間的にゆとりがあるお休みの時に、ぜひ親子で片付けに取り組んでみてくださいね。

 

 

 

 

 

  • この記事を書いた人

株式会社OPT LIFE

札幌市~北海道全域 ご自宅を訪問して一緒に片づけをする業者です  ・・・  毎日探し物・忘れ物で時間に追われる、家でくつろげない、片付けてもすぐリバウンドしてしまうを解決 ・・・  片づけの先にある 「本当は、〇〇したい」を叶えるお手伝をしています

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