食品ストックが買ったと思ったのに見当たらない、こんなところから出てきた!問題。
ストック品(特に食品関係)の管理が苦手です。スーパーで買ったはずのものがキッチンで見あたらなかったり、逆に突然全然違う場所から出てきたりします。無駄買いにつながっている気がして困っています。ストック品の管理について、アドバイスをお願いします。
ANSWER
ご質問ありがとうございました。毎日必ず使うキッチンで、必要な物が見つからないのはストレスになりますね。実際にキッチンのオーガナイズ作業に伺うと「こんなところにあった!!」というお宝発掘が結構な頻度であります。
今回も我が家のやり方を紹介してから、考え方をシェアしますね。
ポイントは、
- 買う時の仕組み
- 収納の仕組み
です。
我が家は結婚後約15年。子育ても13年を越えているので、だいたいストックとして必要な食品は固定されてきています。
食品ストックを買う時の仕組み:
- ほぼ使用量の変化がないので、定期的に買う物(白米、炭酸水、お菓子、缶詰など)
- 切らすと困るので、新しいものを開封した時に買い物リストに足すもの(ドレッシング、マヨネーズ、めんつゆなど)
- なくなりかけたら、買い物リストに足すもの(砂糖、塩など)
という3つのルールで買うタイミングを決めています。
以前は夫婦それぞれで買い物をしたり、料理をしたりしていたので重複してしまったこともあったのですが、今は基本的に私が調理をしていること、買い物が私担当になっている(ネットスーパーや生協の宅配で買い物)ので重複はありません。
また、家族の誰かストック品を買い足したい時には我が家ではAmazon Echo(アレクサ)の買い物リストに各自追加する流れになっています。子どもでも、「アレクサ、●●を買い物リストに加えて」と言うのは簡単にできるので便利。この買い物リストは、スマホのアレクサアプリで確認できるのでそれを見ながら買い物をしています。
ポイントは、
何をストックするのか? どのタイミングで買うか? 何個ストックするのかの基準を決めることからです。
感覚でやっても失敗します。
この基準がないと、たまたま買い物に行ったときについつい家に在庫があるものを買ってしまって置き場所がなくて、別の場所に入れてしまったり、あると思ったものが調理の途中で見つからないということになってしまいますよね~。
まずは、ストックするものを見直すところからです。
食品ストックの管理をするためには、まずは俯瞰と整理から!
今後食品ストックの管理をうまくしていくために、まずはリセットです!!
キッチンの食品ストックをしている場所の整理整頓をしながら、何があるか?何個なるか?それをいつ買ったのか?など俯瞰していきましょう。
ポイント: ストックする必要があると感じる「我が家の定番品」と今持っている数をリスト化する
中には、今後常にストックする必要はないと感じるものも出てくるはずです。そういったものは、その片づけの日やその次の日など、できるだけ近いうちに消費してしまうことをおススメします。
これ、本当に大切なステップです。何をストックしておいたらいいかは家庭によって全然違うからです。例えば、私はレトルトとかインスタント食品は息子のものしかストックの必要がない派ですがドレッシングやめんつゆ、焼肉のタレなどの調味料は必須です。
何が自分は必要なのか、ぜひ先に把握して書き出してみてください。
食品ストックの管理をするための、収納を考える
収納のキモは忘れない・見失わない収納方法を見つける こと。
それは、人によって違います。
- 見渡せる
- カテゴリーでまとめる
- 場所を決める
- ラベリングをする
- リスト化しておく
一度整理整頓をして、何が必要なのか、その個数が見極められたらキッチンの中でゾーニングを行います。
ゾーニングとは、どのあたりにあったら忘れずに使えるかな? 他の調理の邪魔にならないかな?などを考えながら配置場所を決めていく作業です。
そして、大体の場所が決まったらその後収納方法と収納用品を検討します。
私は、カテゴリーで分けて、使用頻度でゾーニング、収納場所が高い~ゴールデンゾーンは収納ボックス、低い場所は引き出せるものを使用しています。
- コーヒー
- お茶
- 麺
- 乾物
- 缶詰(果物・野菜・タンパク質)
- 粉
この分け方をした時に、例えば
- インスタントスープや味噌汁はどこにストックするの?
- ジャムのストックは?
- コンソメは?
などと頭の中に「???」が生じてしまうと、間違ったカテゴリーに入れてしまい、その後忘れてしまいます…。
ポイント:カテゴリー設定は、自分の言葉でまとまりを考えましょう!!
我が家の食品ストック
私は「すべてが一覧できる」ということが大切なので、キッチン背面にこんな高さのあるスチールラックを置いています。
食品ストックは・・・
「乾物」…ニトリのNインボックスの一番大きいサイズ1つ分。右上写真のように立てています。
「缶詰」…無印の引き出しを使用。半透明にしたのでラベル不要!上から果物、野菜、たんぱく質(ツナとか、焼き鳥とか)
「調味料」...ニトリのシンク下収納グッズ使用。切らしたら困るもののストックです。
「粉」...ニトリのシンク下収納グッズの上の段。米粉のパンケーキミックスや、コーンスターチ、業務用コンソメなどがおいてあります。
缶詰は、防災備蓄的な意味合いもあるので最近収納を大きくしました。カテゴリーを明確に分けることで全体量の把握もしやすく、料理の時も探す手間が省けます。
このように写真に撮影すると、結構雑多な印象ですね。
私の場合は、しまい込みすぎてしまうと忘れてしまうし、一覧できることが大切なのでこの収納方法がとても維持管理しやすいです。
その理由を考えてみると、その1つは家庭生活が長くなってくると来るほど、定番品が定まってくるからかもしれません。絶対好きで必要なものが決まってくる。そしてあれこれ、頑張って作ろうとしない、とか。
昔は買ってみたけれど結局食べなかったものが溜まっていたり、カテゴリーが明確でなくてまぎれてしまってみつからなくなったりしたことを思い出します。
それと、整理収納に目覚めた当初は同じ収納用品を揃えてスッキリ見せたかった時期もありましたが、自分はパッケージが見えていることが把握する時に大切だということも理解できたので、今は結構見えている状態です。
素敵な風景にあこがれる気持ちもありますが、何を優先させるかは人それぞれですね。
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