疲れて帰宅した家が散らかっている。
片付けが全然捗らない。
玄関のドアを開けて見える光景に、子育て、家事、仕事の疲れがドッと溢れる…。
仕事、家事育児…。忙しい30代や40代の働く女性にとって、家庭と仕事の両立はいまだに大きなチャレンジです。
その中で片付けられない状況に直面することはよくあります。その状況にイライラしたり、疲れたり、時には自己嫌悪になるかもしれませんが、どうか自分を卑下せずに。
無理せず休んで、というのは簡単ですがそれでも散らかっていては気が休まらないという方に向けて、少しでも心地よい空間を保ちながら、片付けられない時期を乗り越えるためのアプローチをご紹介します。
ちなみに、とても忙しく片付けられない時期が一生続くわけではありません。仕事での環境の変化、子供の成長、ライフスタイルによって家事の内容も変わってきます。ですので時間が経てば自然と状況は変化しますので今の状況を悲観しすぎず、乗り越えていきましょう!
片付けられない時期を乗り越えるマインドセット3つ
1 片付けの目標を小さく設定する
家が散らかっていると家全体を完璧に片付けたい気持ちになりがちです。けれど疲れて時間がない状態で、家全体の 大きな片付けを一度に行うのは難しいですよね。
完璧にやりたいという気持ちは、行動に移すハードルを逆に高くしてしまいます。まずは少し気持ちを抑えて、時間・体力・精神的にも負担にならない小さな目標を設定して、少しずつ進めましょう。
実行できるのがポイントです。「えっ!そんな少しのこと?」というレベルからスタート!
(例)・落ちているゴミを捨てる
・放置していた紙類を5分だけ整理する
・散らばっている洋服を洗濯カゴにまとめる
・溜まっている食器を5分だけ洗う
2 無駄な比較を避ける:
疲れていると、同じような境遇の他人が自分よりも仕事、家事、片付けをうまくできているように見えてきます。調子がいい時は、他人の様子が刺激や目標となり、片付けのモチベ―ションに繋がりますが、疲れた心ではついつい自分と比較して辛くなってしまいます。
そんな時は他人との比較を避け、自分のペースで片付けを進めましょう。
片付けが得意で息をするように片付けられる人もいれば、苦手に感じる人もいます。他人と同じように行動するのは不可能です。無理せずに自分が簡単にできる行動からはじめ、自分のペースを大切にしてください。
3 セルフケアを欠かさない:
自分のセルフケアを怠らず、適切な休息を確保することが大切です。
片付けに直接的な影響があるわけではありませんが、忙しい生活によるストレスを軽減することも大切です。自分なりのリラックスの方法やストレスを解消する習慣の取り入れ方は見つかっていますか。疲れている、ストレスが溜まってきた…という時にはまずは心のケアをしてみてください。それによって片付けられない時期でも心穏やかに過ごすことができるかもしれません。
また、少しでもストレスが減り、心が落ち着いていた方が「やらなければならないこと」に対する取り組みのハードルが下がります。
ストレスを軽減する方法は、できれば一人で短時間にできるものがみつかると理想的です。片付けがストレスになっている場合は、特に衝動買い意外のリフレッシュ方法を見つけてくださいね。
次に片付けられない時期を乗り越えるために、実際に片付けをするときに使えるハックを3つご紹介します!
疲れていてもOK!実際に片付ける際に使えるハック3つ
1 片付けについて考えずに音楽をかけて気楽に始める
疲れて片付けができない心にやる気を起こすのは難しいです。部屋の状態について、片付けについて考えるだけでも頭が痛くなりますよね。そういう時は、考えなくてもできるようなことからスタートします。
好きな音楽をかけて、ゴミを拾う、洗濯物を集める、子どもがいる場合はおもちゃを一カ所に集める…など頭を使って考える必要がない小さな行動から、気張らずにスッと取り掛かります。
2 マルチタスクを避ける
つい何かをしている最中に並行して片付けをすれば早く終わらせられるような気がします。しかし、疲れていると気が散りやすいので、 片付け作業中は一つのタスクに集中して、1つずつ作業を終わらせましょう。
いくつも手を付けて全てを中途半端に未完のタスクにするより、1つでも終わらせた方が達成感を得られます。短時間で終わる小さな片付けの目標を立てて、1つずつ進めましょう。
3週末のリフレッシュタイムを活用する
平日は仕事で忙しい分、 週末には家族で出かけて(家の状況も忘れて)リフレッシュ…そんなパターンになっていませんか。気分転換できるという点ではそれも素晴らしいのですが、時にはお休みを使って家族全員で協力して片付けを進めてみましょう。
家の中が片付いてスッキリすると、必ず快適になります。それは貴重な週末のフリータイムを費やす価値が十分ありますよ。
また、一人では進むのも遅く辛い片付けですが、家族で話をしながら進めると意外な発見ができたり、負担を分担するだけで気が楽になります。ぜひ子供を含めて家族全員で取り組んでみてください。
少し余裕がある日にオススメの一歩進んだ片付け3つ
1:自分のストレスを具体的に言語化する
疲れている時には目の前のことを処理するので精一杯になりがちです。余裕がある日に、今の部屋のどこがストレスなのか、具体的に考えてみましょう。ストレスを明確にして、根本的な見直しをしていきましょう。
これは言語化することや、対策を考えるのに頭を使うため、余裕がある時に行うことをオススメします。まずは、疲れている時は最低限のモノゴトから!
(例)家族の服が脱ぎっぱなしになるのがストレス
対策→脱ぎっぱなしになる近くに洗濯カゴを置く?
帰宅してそのまま脱衣所やクローゼットに直行するように習慣を作る?
脱ぎっぱなしのものは洗濯しないを徹底して、自分たちで対策を考えてもらう?
2 不要な物を徹底的に整理する
片付けにくくなる原因の一つとして、今の自分に不要な物を持ちすぎていることがあります。定期的に整理を行いましょう。
私たちは「その時に必要な物」を買いますが、日々の生活の中で自分もどんどん変化しています。過去買ったものが今の自分には合わない、ということは当たり前なのです。
高かった、あまり使っていないのに…そんな気持ちが湧き出てくるかもしれませんが、今の瞬間をもっと楽に、自分に快適にするという視点で不要な物を手放していきましょう。
3 物の定位置を作る:
使った物を元に戻すには、 物の定位置が決まっていることが必須条件です。部屋を見渡してみてください。
落ちている物を戻す場所はすべて決まっていますか?
定位置が決まっていないから、もしくはわかりにくくなっているから散らかってしまうかもしれません。
この記事を読んでくださっているご本人だけが、定位置を知っている…という状況だと家族は片付けができませんので、余裕がある時に定位置を知っているか確認してみましょう。
片付けられない時期を乗り越えるコツ、まとめ
以上、仕事、育児家事に疲れた心にお届けする片付けアプローチを9つご紹介しました。できそうなことは見つかりましたか。
私たちは忙しいとついついできていないことにフォーカスを当てすぎてしまい、できていることに気が付きません。1行日記でもいいので進捗を振り返る習慣を持てると定期的に進捗を振り返ることができます。自分ができていることを確認できると、達成感を感じることでモチベーションが維持されます。
もし、それでもなかなか片付けに手が付けられない、自分では考えなければならないことが多すぎて難しい…そういう場合はぜひプロの力を借りることもご検討くださいね。弊社スタッフ全員が子育て真っ只中もしくは子育て経験ありです。仕事をしながら子育て、家事をする状況がわかるスタッフが寄り添いながら、お客様がより楽に暮らせる家の中の仕組みを提案させていただきます。
訪問片付けサポート
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子育てと仕事の間で疲れた心に立ち向かう際、ぜひこれらのポイントを参考にして片付けられない時期を乗り越えていくことを試してみてください。
ここまで読んでくださってありがとうございました。