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ちょっとのことで疲れて何もできなくなる・・・易疲労の話。

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職業病すぎて、ありとあらゆることが片付けにつながる今日この頃。
仕事をしながら、生活をしながら片付けに関するアレコレをブログで綴ります。

 

 

 

片付けブログ12/19:ちょっとのことで疲れて何もできなくなる・・・易疲労の話。


「易疲労」って聞いたことありますか?

易疲労性(いひろうせい)とは、通常より疲れやすい体質のことである。(easy fatigability)。身体をあまり使っていないのに疲れを感じるもので、少し歩いただけでも疲れたり、いつもの仕事や作業を続けるのが困難になったりする。
一般的には、仕事や生活における肉体的・精神的負担などで起こる。しかし、休息をとったり、生活習慣を見直したりして改善を図っても、この体質が継続する場合は、悪性腫瘍や呼吸器疾患、心疾患、神経疾患などの深刻な疾患が隠されていることもある。  https://www.kango-roo.com/word/20529

ということなのですが、ここで書かれているのは同一人物の中でいつもよりも疲れてしまう、という話ですね。
具合悪い時なんかは誰でもこれを経験するのではないでしょうか。

 

 

そして元々疲れやすい人もいますね。
同じ集団にいる大多数よりも圧倒的に疲れてしまう人です。

 

 

片付けは共働きの方からのご依頼も増えているのですが、
別に肉体労働をしていなくても
「仕事から帰ってきて、家事片づけが全部終わってから、さらに自分の時間を確保」している方も、
「仕事から帰ってきたらもう疲れていて、片付けられない、何もできない」
頭が重くてもう何も考えられないとか、魂が抜けたようにぼーっとしてしまうとか。
という方もいます。

 

昨日書いたように脳神経系の違いがあって「大多数にはそこまで刺激にならないモノゴト」が刺激になったり、
「大多数が大して労力を掛けずにできることが大きな負担になる」だったりすると、そこをカバーするために人一倍頑張りながらかろうじて同じレベルで暮らせている人は実は多いと思います。(もちろんこれは人それぞれ得意・不得意なジャンルがある)

 

 

だから、外で一生懸命働いているだけでもう疲れ切ってしまって家に帰ってきたら何もできないってことは往々にしてありますよね。
お子さんの場合は、人が多いところ苦手だとか、勉強に必死についていかないといけないとか、そういうことでも疲れ切ってしまって家では必要最低限のことしかできない、ということもありえます。

 

疲れやすさは人それぞれまったく違う。

 

自分が疲れずにできることを相手も楽勝でできると思わない方がいいですね。

 

こういう場合に帰宅後にまた詰め込むスケジュールを作りこんでもうまくいく可能性はあまりないのです。

その人に合わせてできる限り負担なく疲れない家事、片付け、帰宅後の仕組み等々じっくりつくっていくことが大切ですね。

 

 

片付けブログ12/18 :「片付けられない」の背景にあるもの

前回のブログからあっという間に10日以上も経過してしまいました。
この間12月のビッグイベント日本ライフオーガナイザー協会(JALO)の年次カンファレンスがありました。

 

これらもその当日はすごく色々思うこと、感じること、学んだことがありましたが、やっぱりアウトプットはその日中にやらないと「喉元を過ぎれば熱さを忘れる」ですね…。反省。
その後連日の作業があったりして、早々に記憶が薄れていってしまいます…。

 

そんな中ではありますが、カンファレンスで学んだことにからめていくつか書きます。

 

JALOカンファレンスでは『発達系女子とモラハラ男』の著者である鈴木大介さんの講演がありました。

 

鈴木さんは元々は定型発達で片づけに困ったことはありませんでしたが、脳梗塞後に高次脳機能障害になったことで片づけられなくなってしまいました。そして先述の本は、脳梗塞後に初めて「発達系女子」である奥様がなぜ片付けられなかったかを理解でき、それを踏まえた上で家の中の仕組みを作っていった話です。

 

日本でも近年発達障害や精神疾患の当事者が自信の状況を発信することが増えています。
本も出版されるようになっています。

 

でも定型発達から脳機能障害を経験し、その前後の違いを端的に表現、発信できる方はほとんど日本にはいらっしゃらないのではないでしょうか。(鈴木さんは元々ルポライターをされていたのでアウトプットが非常にわかりやすい)

 

 

私たちはわかるようで、そしてわかっているようで、脳神経系由来の違いについては想像だけで追体験はできません。

 

元々片づけがすんなりできる人には、「え?今これを片づければいいだけなのに何でやらないの?」と思うようなことでも、できない人にはまったくできない。やらないんじゃなくてできない。それがなぜなのかを両方を経験している鈴木さんはわかりやすく例えていらっしゃいました。

 

ちなみに「片付けられない」の背景に潜む原因は1つではなく様々です。
物の問題、空間の問題、人の問題。
鈴木さんの場合は「人の問題」の中でも「注意」に障害が出たため、片付けもできなくなったという話が掲載されています。

 

実際に作業をしていても、たくさんの物の中から必要な物が選べない、1つにとらわれてしまうと動けなくなってしまう方もいらっしゃいます。
でも本人はそれが生まれてきてからずっと一緒で当たり前。
多くの方ができてあたり前と感じている方法の意味がまったくわからない、通用しないこともあります。

 

それを「何でできないの?」ではなく、その背景にあるものが何なのか理解をしようとしながら、身の回りを整えてもっと暮らしやすくしていけたらいいな、と思います。

 

 

 

片付けブログ12/6:とらわれると他のことができない

本日、やっと試験が終わりました。
受けた試験は以前記事にしたと思いますが、ICDの認定する片付けの試験の1つである「ADHDスペシャリスト」。

 

想像以上に収穫たくさんで、やっぱり受験してよかった!今日以降も色々予定が続くので、この熱さを年内に形にするところまで持って行けるかが勝負(笑)!

 

私はこれまでにも「元汚部屋」を公表してきているのですが、物が多くても少なくても片付けられないタイプでした。

 

今のお客様にも、大量の物の中で生活に困っている方もいるけれど、ものすごい物量が少ないけれど片付けに困っている人もいらっしゃいます。

 

そういった場合にはその方自身と向き合っていくことが大切です。そしてまだあまりなじみのない言葉ではありますが鍵となるのは脳の「実行機能」だったりします。

 

で、タイトルに話を戻すと。
ブログアップはたった10分で終わるってわかっているのに、「試験がある、試験勉強しなくちゃ」にとらわれてしまったために、その他のことにフォーカスを移動できなくなっていて、他のことができなくなってしまっていたわけです。
実行機能でいうと、焦点の切り替えが下手。

これも私の「特性」で、すでに自分でもわかっています。
試験勉強以外色々気が回らなくなることがわかっていたので仕事の調整や、タスクの日程を調整するなどしてきました。
こんな感じで「実行機能」も含めて自己理解が深まっていくと、だんだん対策がとれるようになりますね。

「ADHDスペシャリスト」という名称ではありますが、実行機能はすべての人が備え持って使っている脳の機能なので、今回の学びではすべての人へのサポートの引き出しがまた増えた気がしています。
学びを無駄にせず、お客様へのサポ―トに還元していきたいです!

 

  • この記事を書いた人

株式会社OPT LIFE

札幌市~北海道全域 ご自宅を訪問して一緒に暮らしを見直す片づけ・整理収納サポートをしています。  ・・・  毎日探し物・忘れ物・片付けに時間に追われる、家でくつろげない、片付けてもすぐリバウンドしてしまうを解決 ・・・  片づけの先にある 「本当は、〇〇したい」を叶えるお手伝をしています。

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